学級経営

【黄金の3日間】1日目の最後に担任がすべきこと【学級経営のコツ】

投稿日:2020年6月24日 更新日:

【黄金の3日間】成功するか失敗するか?【ポイントは担任の意識】

年度当初,どの中学校(小学校)でも学級開きがあり

学級組織,生活の決まり,学習の決まり,などを

学級担任の先生から説明される。

その中でよく言われる『黄金の3日間』をどう指導するか?

学級担任にとって,まさに力の見せ所である。


この『黄金の3日間』については,様々な書籍が販売され

教育界では知らない人はいないほどの指導技術でもある。

しかし,本を読んで実践してみても,全教員が思い通りに学級開きできているかというと,そうでもない。

きっと何か腑に落ちない,なんともつかみどころのない悩みを持っているはずである。


「本に書いてあるように実践してもうまくいかない・・・」

「どこか生徒の目の輝きが感じられない・・・」

もっと言うと

「黄金の3日間なんて絶対うまくいかないよ!」

と,言い切ってしまう先生もいます。


では,本当に『黄金の3日間』は現実的に使えないのでしょうか?

私の答えは・・・『NO!』   です。

この『黄金の3日間』の実践には,学級担任の先生のちょっとした意識のもちかたで

成功するか失敗するかが決まるのです。

【黄金の3日間】3つのポイント!

『黄金の3日間』を学級経営に生かすも殺すも,学級担任のちょっとした意識のもちかたが関係しています。

そのポイントは次の3つです。

【黄金の3日間を生かすポイント①】○○をもって生徒に語り掛けろ!
【黄金の3日間を生かすポイント②】○○の時間を有効に使え!
【黄金の3日間を生かすポイント③】○○時間に最大のチャンスあり!

それでは①から見ていきましょう

【黄金の3日間を生かすポイント①】○○をもって生徒に語り掛けろ!

学級開きの日,学級担任として生徒に思いを語る大切な時間です。

この『黄金の3日間』の間は,どんなやんちゃな生徒も担任の話を聴く。

そこで,いかに担任としての思いをぶつけられるかで学級経営の成否が

決まるといっても過言ではありません。

しかし,そんな学級担任の言葉にもあるものが欠けていたら伝わりません。


それは何かというと

『根拠』

です。


小学校低学年ならまだいいのですが,

中学生を相手にした時に

「あ,この先生は真剣に伝えようとしているな」

と受け取ってもらえるか

「あ,この先生は表面的にいいこと言っているだけで本音はどうだかわからないな」

と不信感を抱かれるか

この違いが「根拠をもって語っているか」なのです。


例えば,

「この学級は最高の学級になるぞ!」

と生徒を褒めたとします。

でも,そこに生徒が納得する根拠が見えてこないと

ただの不信感しか生徒に伝わりません。

・なぜ最高の学級だと思うのか?

・何を見てそう思ったのか?

こういった問いに対する答えを話の中にうまく盛り込みながら伝えることが肝心です。


例えば,

・「今日は朝教室に入るとみんなから元気な挨拶が返ってきた。あんなに元気に挨拶できる集団はすばらしい!」

・「今日は係活動を決めたけど,A君は自分思い通りの係になれなかったけど,勇気をもってほかの人にやりたい係を譲ってくれたんだ。思い通りにいかないことを自分の新たな挑戦ととらえて行動できる人がこの学級にいたことに先生は誇りに思う」

・「休み時間に廊下に落ちていた掲示物を見つけ,すぐに先生に教えてくれた生徒がいた。ちょっとしたことでも先生に伝えようと思い切って行動してくれた人に感謝します。こういった心優しい生徒がいる学級はいい学級集団になる。」

同じ「最高の学級になる!」という言葉にも

具体的な根拠をもって示してあげれば,生徒の心に響くものです。

【黄金の3日間を生かすポイント②】○○の時間を有効に使え!

新学期が始まって3日間が勝負の『黄金の3日間』

その多くは学級活動という授業の中で実践されるものです。

様々な書籍でも授業の中での実践例がたくさん紹介されています。

しかし,現実には年度当初の学級活動には決めなければならない係や,

教えておかなければならない学校のルールなどがあり

教師の思いを存分に語る時間が意外とありません。

しかし,授業以外に担任が生徒に思いを伝えることができる貴重な時間があります。


それは

『帰りの学活』

の時間です。


帰りの学活には,最後の方に「先生のお話」という項目があります。

ここで,担任としての思いを述べることができます。

ただし,この時間の欠点は『時間が短い』ということです。

下校時刻もありますから,先生の話を10分も20分もとるわけにはいきません。

とれたとしても5分程度だと思ってください。

短い時間だはあるが,授業の時間とは違うメリットもあります。


それは,伝えた余韻を生徒が家に持ち変えることができることです。

例えば,先ほどの「この学級は最高の学級集団になる」

の根拠の話を帰りの学活で話したとしましょう。

そうすると,学級担任の熱のこもった言葉を心に抱きながら下校するわけです。

全員が言うわけではありませんが,

必ず何人かは

「今度の担任の先生はやる気があっていいよね」

「今度の担任の先生は話がわかりやすくて面白い」

などと友達同士会話しながら帰るわけです。

そして,そのまま家に持ちこんで,保護者にも同じようなことを話します。

子供が担任の先生を良く言う姿は,親にとってはうれしいことです。


つまり,保護者の信頼も得られるということです。

もちろん『授業』の中で語ったことも伝わるとは思いますが,

時間的なタイミングの問題で,帰りの学活時に伝えることのメリットもあるのです。

【黄金の3日間を生かすポイント③】○○時間に最大のチャンスあり!

『黄金の3日間』の指導の中には

『シャワーを浴びせるように褒めなさい』

という提言があります。


つまり,生徒の様子を観察していて,褒めポイントをチェックすることで

生徒を上手にほめることができるのです。

基本,生徒を褒めるためには生徒の様子をしっかりと観察できていないと無理ですからね。

その生徒の褒めポイントが満載の時間があるのです。


それは

『休み時間』

です。


休み時間というのは,ある意味生徒の『素』が出ます。

仲の良い友達と廊下で雑談したり,

授業にはない,いい意味での緊張感のほぐれた状態での会話だったり,

生徒の本音が垣間見えるのが休み時間です。

この時間に起こす言動はほぼ間違いなく生徒の心境が表に現れる瞬間です。


だから,担任の先生は休み時間にずっと職員室にいるのではなく

教室の教卓から何となく生徒の様子を遠くから見ていて

どんな会話をしているのか?

どんな行動をしているのか?

よーく観察するのです。

実際にやってみてください。

授業にはない生徒の良い面がたくさん見つけられますよ!

【学級経営で大切なこと】生徒に学級への所属感を持たせるコツ

私が学級経営の中で最も大切だと感じていることは

「生徒に対して学級への所属感をいかに持たせるか!」

です。


学級の生徒1人1人が

「あ,この学級で自分は欠かせない存在だな」

「この学級に自分がいていいんだな」

という意識を持ったとしたらどうでしょう?

きっと,互いに協力し支え合いながらも

自分の個性を思い切って表現できる学級集団になるはずです。

では学級への所属感とは,どうすれば植え付けられるのか?


それは,

学級の中で役割が与えられている・・・・

だけでは不十分です。

いちばん大切なことは

『担任の先生が僕(私)をちゃんと見てくれている』

という感覚をしっかりと植え付けることです。

そのためには

先に述べた3つのポイントを意識して生徒たちとの時間を共有することです。

中学生といえども,生徒はみな素直な心を持っています。


思春期の時期なので表向きは反発することはあるかもしれませんが

担任の先生がちゃんと見てあげれば,それに応えようとするものなのです。

これは,生まれたばかりの赤ん坊が何の損得勘定もなく母親に甘えるのと

何ら変わりのない人間の本能に起因する真理と言ってもいいでしょう。

【黄金の3日間】学級担任として『信』を根底に!

『信は力なり』

この言葉は,ドラマ『スクールウォーズ』のモデルとなった

元伏見工業ラグビー部監督の山口良治監督の言葉です。


どんな生徒でも,信じて声をかけてあげれば

必ずそれに応えてくれるというものです。

この言葉で山口監督は,

不良集団だった万年1回戦負けのラグビー部員を

たった数年で全国制覇に導いたのです。


「この学級は最高の学級集団になる!」

「この生徒は必ず成長する!」

学級担任であれば,根底に『信』をもって

生徒に接していきましょう!

中学校3年間の中で,良い面を見せるときもあれば

悪い面を見せることもあるでしょう。

それでも学級担任だけは心の奥底から『信じる』『信じている』

という感情を持っていたいですね。

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