授業

【話し下手な教師】やってはいけない3つの話し方【コツ】

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【伝わらない理由】先輩先生からのアドバイス【意識していなかったこと】

「一生懸命伝えようとしているけど生徒に伝わらない」

「自分では上手に話したつもりでも、生徒の反応がいまいち?」

教師をしていると、授業だけでなく集会や学級活動などで

生徒に話をする機会が毎日のようにあります。


しかし、ほとんどの教師は自分話し方について振り返ることをしません。

その結果、教師本人はいい話をしたつもりになっているけれども

肝心の生徒には全く通じていないということがよくあります。

冒頭の会話は、私が若いころの自分の言葉です。

20代のころは、若さだけで生徒にぶつかっている感じで

人前で何か話をするのは苦手で、いつも何を話しているのか自分でもわからないことがよくありました。

そのくせ、「自分の話し方ってどんな感じなんだろう」と、振り返ることもせずにいたことを今でも思い出します。


あるとき、先輩先生に相談したことがあります。

「今日の学年集会で、先輩が生徒に対して堂々と話をしていて、しかもその内容がとてもわかりやすかったです。どうやったら先輩のように話し上手になれるのですか?」

すると先輩は「そんなに上手って程でもないけど、気になるのか?自分の話し方・・・」

「はい、もっと生徒に伝わるような教師になりたいんです。何か自分の話し方の改善点というか、話し方のコツみたいなのってありますか?教えてください。」

先輩はこう話を切り出しました。


「じゃあ、素直な気持ちを言うとね。先生の話は指示語が多いんだよ。『こそあど言葉』って知ってる?」

「あー、言葉は聞いたことがありますが・・・。その『こそあど言葉』って話し方に何か影響あるんですか?」

「もちろん。話し言葉においては、やってはいけない『こそあど言葉』の使い方って言うのがあるんだよね」

「やってはいけない『こそあど言葉』・・・ですか。それ!教えてください!!」

【話し方のコツ】やってはいけない『こそあど言葉』の使い方【3つ】

この記事では、

話し下手な教師が、生徒に話が伝わる話し方のコツを紹介します。

話が伝わらない原因には『こそあど言葉』の使い方があったのです。

結論から言うと

【やってはいけない『こそあど言葉』の使い方】

には以下の3つがあります。

①サボり指示語
②つい指示語
③置き去り指示語

では、それぞれについて解説をしていきます。

【サボり指示語】

サボり指示語とは

言葉が足りないことはわかっているけど、なんと言えばよいか思いつかなくて使ってしまう指示語のことです。

「今日の方程式の解き方は、移項とかそういうことを上手に使い分けて解けばよい」

こう話した数学教師は、方程式を解くのに『移項する』以外にたくさん大切なことがあることを伝えたかったのです。

しかし、話しているときにパッと思いつかなくて、「移項とかそういうこと」という指示語で話を済ませてしまっているのです。

当然、後で思い返せば、方程式を解くためには移項の考え方のほかに

・両辺を同じ数で割る
・両辺を同じ数でかける
・両辺を入れかえる
・まず、かっこを外す
・小数は10倍して整数に直す
・分数は分母の最終公倍数をかけて整数に直す

という解き方のコツがあるのです。


話をしている教師は、頭の中にこれらの解き方を頭に浮かべながら

「移項とかそういうこと」って言ってるので

全てしゃべった気持ちになって、生徒に伝えた気になるのです。

「今日の方程式の解き方は、移項とか等式の性質を使うこと。小数分数の式は整数に直して解けばよい」

と、サボった言葉をきちんと話の中に盛り込んで話せばいいのです。


パッと思いつかなかったら、そのことをそのまま言葉にして

「移項とか、えーっと・・・・なんだっけ。忘れちゃった!」

というと、聞いていた生徒のほうから

「先生、等式の性質!」

「先生、小数は整数に直す!」

って教えてくれるはずです。

これもコミュニケーションの1つですよね。

つまり、とっさに思いつかなかった言葉を指示語でごまかさずに

きちんと探し求めて言葉に乗せることを忘れないようにしましょう。

【つい指示語】

つい指示語とは、特に意味はないのについ言ってしまう指示語のことです。

「まあ、そういうわけで・・・」

この『つい指示語』には何の意味もありません。

何となく話をつなげるときに使ってしまうことがほとんどです。

話している本人は何の意味もなくしゃべたとしても

聞いている側はそうは思いません。


サボり指示語とは

言葉が足りないことはわかっているけど、なんと言えばよいか思いつかなくて使ってしまう指示語のことです。

「今日の方程式の解き方は、移項とかそういうことを上手に使い分けて解けばよい」

こう話した数学教師は、方程式を解くのに『移項する』以外にたくさん大切なことがあることを伝えたかったのです。

しかし、話しているときにパッと思いつかなくて、「移項とかそういうこと」という指示語で話を済ませてしまっているのです。

当然、後で思い返せば、方程式を解くためには移項の考え方のほかに

・両辺を同じ数で割る
・両辺を同じ数でかける
・両辺を入れかえる
・まず、かっこを外す
・小数は10倍して整数に直す
・分数は分母の最終公倍数をかけて整数に直す

という解き方のコツがあるのです。

話をしている教師は、頭の中にこれらの解き方を頭に浮かべながら

「移項とかそういうこと」って言ってるので

全てしゃべった気持ちになって、生徒に伝えた気になるのです。

「今日の方程式の解き方は、移項とか等式の性質を使うこと。小数分数の式は整数に直して解けばよい」

と、サボった言葉をきちんと話の中に盛り込んで話せばいいのです。


パッと思いつかなかったら、そのことをそのまま言葉にして

「移項とか、えーっと・・・・なんだっけ。忘れちゃった!」

というと、聞いていた生徒のほうから

「先生、等式の性質!」

「先生、小数は整数に直す!」

って教えてくれるはずです。

これもコミュニケーションの1つですよね。

つまり、とっさに思いつかなかった言葉を指示語でごまかさずに

きちんと探し求めて言葉に乗せることを忘れないようにしましょう。


「そういうわけ」って何をさしているんだ?

と疑問に思って、その疑問を持ちながら話を聞き続けるので

その後の話はほとんど頭に入っていきません。

この『つい指示語』は、話し手の癖です。

この癖を直すのは本当に大変です。

何より、本人にしゃべっている意識がないのですから。

これを改善するためには第三者の協力が不可欠です。

例えば、授業の様子をほかの先生に見てもらって、

『つい指示語』を何回言っているのか数えてもらう。

または、授業をビデオに録るのもいいでしょう。

改善の第一歩は、まず自分を知ることです。

【置き去り指示語】

置き去り指示語とは、何のことを指しているのかわからない聞き手をそのままにしてしまう指示語のことです。

「そのような3つの理由から」
「そっちの考え方が大切なんです」
「それがポイントだと思うんです」

これらの指示語は、どれも話し手が少し前に話したことを指しています。

指示語の使い方としては正しいのですが、聞き手が話の内容をはっきりと覚えていることが前提になっています。


もし、覚えていなければ

「あれ?一つ目はどんな理由だったっけ?」

「そっちってどっちだっけ?

「それって・・・どれ?」

と、相手の理解が止まってしまうのです。

メモをしている生徒は覚えているかもしれませんが

3つの理由なんて話は、3つ目を説明しているときには

もう1つ目の内容を忘れています。

この置き去り指示語を改善する方法は、とっても簡単です。

指示した直後に、具体的に指示している内容をつけ足せばいいのです。

「そのような3つの理由、○○、○○、○○から」

「そっちの、○○の要素が大切なのです。」

「それが・・・○○が、ポイントだと思うんです。」

○○の中に入る言葉は大切な内容であることがほとんどです。

このように、指示語の後に言葉を入れることで、

聞いている生徒は、大切なことを2度繰り返し聞くことができるので

記憶にも残りやすいです。

【話し上手になれる】生徒には教師の発した言葉の音が届いている【誰でも改善可能】

ここまで述べたように、指示語と言うのは

話している内容が文章として紙に書いてある場合は

別なところを読み直せば、指示している内容を見つけることができます。

しかし、話し言葉において過去にさかのぼって言葉を探すことはできません。


したがって、教師は自分が発した言葉の音が生徒に届いているという意識を持つことが大切です。

教師は話の途中で、生徒の気持ちになって

今言っている指示語の指している内容を会話の中に盛り込むという

作業を意識することが大切です。

それと同時に、指示語がたくさん出てくる話し方も

聞いているほうは疲れますので、

省ける指示語は極力省いたほうがいいです。


事前に原稿を作成できるときには、チェックすることをお勧めします。

そこまでできないときは、日ごろから自分の話し方について

第三者の客観的な目で見てもらうことも大切です。

以上で、今回の内容は終わりです。


教師の話し方については、以下の本も参考になるので

ぜひご覧ください。

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