生徒指導

【生徒指導】中学校で起きるトラブル解決法【具体例】

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【生徒指導】中学校で起きるトラブル解決法【具体例】

中学生になると思春期のど真ん中に入り、

生徒は様々な悩みを抱えます。

そんな中でも友達関係の悩みは、一番多い悩みと言ってもいいくらいです。

中学校に入学すると、新しい友達との出会いから

新しい環境になじめない生徒も出てきます。



しかし、意外と多いのが、小学校からのトラブルを

中学生になっても引きずって苦しんでいる生徒が多いということです。

「新しい友達とは仲良くやっているのに、同じ小学校の友達とうまくいかない」

そんな生徒いませんか?

そんなとき、担任としてどう対処すればよいのでしょうか?

【具体例】過去のトラブルからずっと仲が悪い友達関係【まず情報収集】

今回は、小学校時代のトラブルを抱えて、今も苦しんでいるケースについて解決方法を紹介します。

まずは、小学校時代にどのような経緯で仲が悪くなったのか?

その経緯を調べましょう。

方法は2つ。

①保護者に聞く
②当時の小学校の担任の先生に聞く

です。



一番聞きやすいのは保護者から聞くことだと思います。

授業参観や教育相談、部活動や学校行事であった時に

会話の中でそれとなく聞くのがうまいやり方です。



また、入学当時に小学校から上がってくる生徒指導上の情報にも、よく漏れがあります。

すべてのトラブルをすべて記録せずに中学校に上げることもあるので、中学校としても「知らなかった情報」があったりします。

そんな時は、小学校の先生を責めても仕方ないので

直接小学校に電話して、担任の先生に聞いたほうが早いです。

「今、小学校の時のトラブルで○○ちゃんと□□ちゃんが仲が良くないのですが、具体的にどんなことがあったのですか?」と。



このようにして、まずできるだけ正確な情報を得ることが肝心です。

ここまで準備ができたら、すぐに生徒に「最近、□□ちゃんと仲が良くないみたいだけどどうしたの?」

と聞いてはいけません!!!


「えっ???」「聞いちゃダメなの?」

そう思った人多いと思います。

しかし、ここで焦って聞いてはいけません。



なぜなら、生徒の立場になってみれば

急に先生から嫌いな友達のことについて聞かれたら構えてしまいますよね。

ただでさえ思い出したくないことについて話たいと思いますか?

だから、突然聞くのはNGです。


必要なのは『自然な流れ』です。

生徒に聞き出すための自然な流れとはどうすればよいのか?

それは、『かまをかける』のです。



具体的には、授業でわざとその2人の生徒を同じグループとかにして活動をさせるのです。

すると、当然、ぎこちない雰囲気で授業をすることになります。

当事者だけのグループだと危険な場合には、間に気の利いた生徒を入れて3人グループにするなどの配慮はあってもいいかもしれません。

とにかく、違和感のある状態で授業をさせます。



当然、グループ内で不自然な距離を取ったり、一言もしゃべらないでいたり

不自然な行動をとるはずです。

この事実が大切なのです。

そこで、授業後、○○ちゃんにこう聞くのです。

「□□ちゃんと話をしないで離れていたけど何かあったの?」

こうなれば自然に聞き出す感じになりますよね。

授業の様子を見られていたわけですから、○○ちゃんにしてみれば

ごまかしてその場を逃れることはできないですよね。

こうやって、わざと同じグループにして不自然な状況を作り出すことで

トラブルを抱えている状態をあぶりだすのです。

【要観察】表情や行動に表れる生徒の様子を見逃すな!【事実が大事】

生徒のトラブルを解決するためには

次の3つが欠かせません。

①情報収集
②事実をとらえる
③アフターフォロー

とくに、一番大切なことは②の事実をとらえるということです。



生徒指導で一番いけないのは、

「聞いた話(うわさ)で指導すること」です。

「お前がやったっていう噂だぞ!」

「悪口を言ったのを見たっていう人がいるらしいぞ!」

こういった確かではない情報だけを根拠に指導をすると

後になって実は事実と違っていたときに弁解ができなくなるだけでなく、生徒との信頼関係を崩すことにもなります。

そういった不確定な情報で迫るのではなく、もっと信頼性のある『事実』をもって生徒の指導に当たるのです。

【不登校生徒】別室登校から始める登校刺激のポイント【中学生向け】



先ほどの例で言うと、

「わざと仲の悪い生徒を同じグループにして活動させる」

ということです。

そこで

・何となく距離をおく2人
・周りは話し合っているのにその2人だけは一言もしゃべらない
・そのグループだけ話がまとまらない

という事実をあぶりだします。

このように、生徒というのは嫌な感情をもっていれば、必ず表情や行動に表れるものです。

それを教師が見逃さないで指導の材料とするというテクニックが必要になります。

【生徒への】アフターフォローがめっちゃ大事【声かけ】

そして、最後に大切なのが

『アフターフォロー』

です。


事実に基づいて指導したときに生徒から

「実は小学校の時にトラブルがあって・・・」

と打ち明けられた時に、

「そっか、今もそのトラブルを引きずっているんだね。先生たちもあなたたちのことをよく見ているから、何か心配なことがった時はいつでも相談してね。」

とアフターフォローをするのがとても重要です。



決してその場ですぐに解決しようとしないことです。

ただでさえ小学校の時から続いているトラブルです。

生徒から聞き出せたからと言ってすぐに解決できるものではありません。

それよりも、

「中学校の先生にも悩みを聴いてもらえた、何かあったら相談できる窓口がちゃんとあるんだ」

と生徒に思わせることのほうが大切です。



私の経験上、こういったフォローをすることで

生徒が安心して、それまで抱えていた悩みを気にしなくなって

元気に学校生活を送っている生徒を何人も見てきました。



生徒にとって一番問題なのは

『選択肢がないこと』

なのかもしれませんね。



今回は、小学校からのトラブルを抱えた生徒に対する解決方法について紹介しました。

少しでも読んでくださった方の役に立てることを祈っています。

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