授業

【教師必見】生徒のやる気を引き出すコミュニケーション能力

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【教師はどうしたら・・・】いくら指導してもできない生徒

「今年度から週に2回は習熟度別で授業をするので,基礎コースの方は山田先生よろしくお願いします!」

数学の授業で同僚の山田先生と習熟度別授業を行うこととなった。

私は発展コースを担当した。

習熟度別学習を始めてから3カ月がたった頃,山田先生からこんな話を持ちかけられました。


「あの基礎コースのA君ですが,この3か月間全く成績が伸びないんですよ。」

「本人もやる気を失っています。」

数学が苦手な生徒であればよくある話です。

いくら指導しても成績が伸びない・・・

ちゃんと指導しているのにどうしてなんだろう・・・


きっと数学に限らず,どの教科にも言えることかもしれません。

何も策を練っていないわけではありません。

その先生なりに,工夫しながら指導していてもうまくいかないこともあります。

こんなテンパった状態の時に,教師としてどのように生徒に接し,関わっていけばよいのでしょうか?

【本当の指導力とは?】伝わらないのは100%○○が悪い

この記事では,やる気を失った生徒に対してどのようにコミュニケーションを取り,

どのようなアプローチで指導していけばよいか,

その答えについて具体的な例を交えながら紹介していきます。

では問題です。

いくら指導しても,「できるようになってほしい」という教師の思いが伝わらない原因は何でしょうか?


その答えは

指導者である教師です。

つまり,




『伝わらないのは100%教師が悪い』





のです。





それはなぜか?

先ほどの山田先生の話に答えがあります。

実は山田先生からの相談には続きがあったのです。

「あの基礎コースのA君ですが,この3か月間全く成績が伸びないんですよ。」

「本人もやる気を失っています。」

「そうなんだ。そういえばこの前のテストでもほとんどできてなかったよな。」

「やる気あるのかな。あいつ。」

「もしかして,数学のセンスないのかも・・・」

「そもそも数学に向いてないんじゃない?」

そういった後,山田先生はこう言いました。

「何が足りないんですかね?」

この時,私は心の中で『えっ!?』と思いました。

私と山田先生の間に重大な違いに気づかされたのです。

私は

「そうなんだ。そういえばこの前のテストでもほとんどできてなかったよな。」

「やる気あるのかな。あいつ。」

「もしかして,数学のセンスないのかも・・・」

「そもそも数学に向いてないんじゃない?」

と言って,A君を評価する視点で物事をとらえていたのです。




つまり,

『相手に問題がある』

と。




しかし,山田先生は

「何が足りないんですかね?」

と言って,今までの自分の指導に対して,不十分なところはどこか?

という視点に立っていたのです。




つまり,

『自分に問題がある。』

と。




これは大きな違いです。

この件がなければ,私はずっと間違ったまま教師を続けていることになっていました。

ただ,私と山田先生で唯一共通点がありました。

それは

『A君にできるようになってほしい』

という思いです。


求めている未来は同じなのですが,それに向かうプロセスが違うのです。

教師のちょっとした視点の違いで,コミュニケーションの取り方は大きく変わってきます。

過去に『教師の話し方』について書いた記事もありますので,詳しくは

【教師の話し方のコツ】○○○言葉を使うとわからなくなるvol.1

を参考にしてみてください。

【目からうろこ!】コミュニケーションの本当の目的とは?

生徒のやる気を引き出すには,教師と生徒のコミュニケーションが不可欠です。

では,そのコミュニケーションをどのようにとっていけばいいのでしょうか?

ここにコミュニケーションの真の目的があります。

コミュニケーションの目的とは何か?




それは,

『相手にプレゼントを渡すこと』

です。




例えば,会社で業績が上がらない社員に対して社長が

「おい,お前たち!今月もノルマ達成できてないぞ!たるんでるんじゃないか?気合い入れていけ―!!」

っていうと大概社員は

「はいっっ!社長!!」

何て元気よく返事すると,社長は「俺は社員とコミュニケーションがとれている・・・」

と勘違いするのです。


この場面は『支配』や『恐怖』で相手に行動を促しているにすぎないのです。

本来のコミュニケーションとは,どうあるべきか?



「俺も若いころは業績が伸び悩んで苦しんだよ。」

「でもそんなときこそ,社内で笑顔を絶やさないようにお互い励まし合って乗り切ったものだよ。」

「君たちの部署は雰囲気もいいし,きっと努力を積み重ねていけば必ず業績はV字回復するよ。」

「だから部長を中心にがんばってくれよ。」

「何か心配なことがあればいつでも相談に乗るからな」

このように社員にやる気と自信を与えるようなコミュニケーションがとれていれば

社員のやる気はますます上昇するはずです。

子育てでも言えることです。


例えば,いつまでたっても自分の身支度ができない子供に対して親が

「何でうちの子はちゃんと着替えができないのだろうか?」

と思うか

「何て声をかけてあげればうちの子は自分から着替えられるようになるのか?」

と思うかの違いです。

どちらも

『わが子に身支度ができるようになってほしい』

という願いは一緒なのです。

【新たな視点】やる気を引き出しているのは実は・・・

相手にプレゼントを渡すようなコミュニケーションをとり続けていれば

必ずやる気を引き出して,努力を続けてくれるはずです。


実はこの『やる気』というのは,教師や社長のような指導者が与えているように思いますが,

実は『やる気』というのは自分自身で心を入れかえて,自分の力で引き起こしているのです。

指導者ができること,相手にプレゼント(きっかけ)を与え続けることだと思います。

そうすれば,お互いにストレスを感じることも少なくなります。


うまくいかないことがあっても,相手の行動を変えようと支配しようとしてはいけない。

あくまでも指導者ができるのはきっかけを与えてやるだけ

すぐに成果が上がらなくても根気強くきっかけを与え続けるのです。

そうしているうちに,自らやる気を引き起こし,成長する姿が必ず見ることができるでしょう。

相手を信じてコミュニケーションをとっていきましょう。

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