授業

【教師の上手な話し方とコツ】分かりづらい話は○○が原因

投稿日:2020年6月27日 更新日:

【話し方を変えたい】教師の話は長すぎる

「あの先生の話,長すぎて何言ってるか全然わかんないんだよね・・・」

学校現場にいると1度は聞いたことがある言葉だと思います。

教師は一生懸命話をするのだけれども

聞いている生徒には全く伝わっていない。


授業や集会,ホームルームなど,

教師は生徒に話をする場面がいくつもあります。

「自分の話し方は本当に生徒に伝わっているのだろうか?」

「話をしている最中,生徒の表情を見ていると何となくぼーっとしている。」

「話しているうちにどうしても長くなってしまう・・・」

「生徒を引き付けるような話し方を身につけたい!」

こんな悩みを持つ教師はたくさんいるはずです。


事実,私も同じよう悩みを持っていて,生徒との関係がうまくいかないこともありました。

『話し方が上手な先生』

こんなふうに生徒に言われたいですよね。

【こんなところに原因が!】長い話とサヨナラする方法

例えば,ホームルームで

『テスト前の勉強法』

について先生から話をした時の内容をご紹介します。


テスト前の勉強法について,先生が経験したことをもとに話したいともうのですが,
やっぱり,朝型の勉強法が一番効率が良くて,
いつも起きる時間よりも1時間早く起きて勉強を始めるのですが,
初めのうちは頭の中がぼんやりしていて頭に入っているのかわからないのですが,
20分くらいやっているとだんだん頭がさえてきて,
1時間過ぎたころには自分でもやったぞ!という達成感がわいてきて,
これは科学的にも理由があるのではないかとインターネットで調べたのですが,

・・・


このくらいでいいでしょうか。

この文章。

何か気づきませんか?

そうです。この文章は

『1つの文章が長すぎる』

のです。


このように1つの文をつなげて話そうと思えばどこまでも伸ばすことができます。

ちなみに,過去に同僚先生の授業を参観したところ

最も長い文でしゃべっていた時間

『1分』

でした。


1分もの間,『,』で話を続けて『。』が一度もない話だったのです。

正直,わたしは驚きましたが,それ以上に驚いたのが

授業をしていた本人でした。

その先生は『指導員』として他の学校の先生を指導する立場にある

指導力に優れた先生でもあったからです。


こうやって文字に起こせば,あんなに長い文章を書くことはないと思いますが,

しゃべってみると意外と『。』のない文章をしゃべっていることがよくあります。

では,どうすれば長くなってしまう文章を短くすることができるのでしょうか。

その方法は,話のまとまりをくっつけている

『接着剤』をはがすことです。


先ほどの文を短くまとめると次のような7つの文に分かれます。

・テスト前の勉強法について,先生が経験したことをもとに話をしたいと思います。(話したいともうのですが,)

・やっぱり,朝型の勉強法が一番効率が良いのです。(一番効率が良くて,)

・いつも起きる時間よりも1時間早く起きて勉強を始めます。(勉強を始めるのですが,)

・初めのうちは頭の中がぼんやりしていて頭に入っているのかわかりません。(頭に入っているのかわからないのですが,)

・20分くらいやっているとだんだん頭にさえてくるのです。(頭がさえてきて,)

・1時間過ぎたころには自分でもやったぞ!という達成感がわいてきます。(達成感がわいてきて,)

・これは科学的にも理由があるのではないかとインターネットで調べてみました(調べたのですが,)





ここで注目してほしいのは,それぞれの文の末尾に書いたカッコに示した部分です。

(話したいともうのですが,)の『が』

(一番効率が良くて,)の『て』

(勉強を始めるのですが,)の『が』

(頭に入っているのかわからないのですが,)の『が』

(頭がさえてきて,)の『て』

(達成感がわいてきて,)の『て』

(調べたのですが,)の『が』

この末尾の『が』や『て』が接着剤として話のまとまりをくっつけていたのです。

つまり,短い文にするためには

この『が』や『て』を『。』に変えればよいのです。

【上手な話し方のコツ】話が長い人には○が抜けている。

「あの先生の話,長すぎて何言ってるか全然わかんないんだよね・・・」

こういったケースを振り返ってみると

ほとんどの場合,先生の話す文章が長いのです。


長い文章には『が』や『て』のような接着剤が必ず隠れているので

それを『。』に変換することで解消できます。

では,文章において『。』は何を意味するのでしょうか?


それは

『間』

です。


「相手との話が途切れたらどうしよう・・・」

「話している途中で頭が真っ白になったらどうしよう・・・」

人間は,話をするときもこの『間』というの無意識のうちに嫌います。

それがしゃべり言葉になると『が』や『て』で

その『間』を埋めようとするのです。


しかし,この『間』というのは聞き手にとってはとても必要な時間なのです。

その根拠は『料理』に例えるとわかりやすいです。

おいしい料理というのは,料理の香りをかぎ,口にしてかみ砕き,そして飲み込む。

その結果『おいしい』という感情が最終的に記憶に刻まれるのです。


『間』の無い話というのは

おいしい料理をお客様が口の中でかみ砕いている間に次の料理を口に無理やり詰め込むようなものです。

そんなことをしたら,お客様は料理を吐き出したり,のどを詰まらせたりするはずです。

いくら素材が良くても『おいしい』という感情は抱きません。


コース料理をいただくときを思い出してください。

1品1品の間に適度な時間が空いていて,その時間のおかげで

会話も弾み料理を堪能できるもの。

話し方も同じなのです。

適度な『間』をもつことで,相手に『おいしい』

つまり,『聞いてよかった』と思ってもらえるのです。

【生徒が一目置く教師に】明日から『話すこと』への意識が変わります。

「あの先生の話,長すぎて何言ってるか全然わかんないんだよね・・・」

もう,こんな言葉を生徒に言わせません。

ここまで記事を読んでいただいた方には,相手に伝わる話し方のコツをマスターしたはずです。


大切なのは2つ。

①1つの文を短くする。
 
 →接着剤『が』『て』を『。』に変換。

②『間』を恐れずに開ける。

 →『間』を開けることはいい話を続けてするよりも価値がある。


「あの先生の話は分かりやすくて面白い!」

「あの先生が担任で本当に良かった!」

この2つを意識して話をすれば,生徒から必ずこう言われるでしょう。

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