学級経営

【必須条件】学級担任として大切なこと【心得】

投稿日:

【担任のリーダーシップ】学級集団としての成長を促すには【解決策あり】

「学級担任にとって一番力が問われるのはどんなときか?」

それは

「生徒が困難にぶち当たった時」

と、私は考える。


例えば

・テストが近いのに授業に集中できていない
・球技大会が近いのに学級のまとまりがいまひとつ
・校内合唱コンクールの練習でつまずく

こんな時

・学級担任としてどんな心構えで生徒に接すればよいか。
・生徒をリードするにはどうすればよいか。
・困難を乗り越える学級集団を作りたい。

こんな悩みや不安を抱えるはずです。


何より過去の自分がそうでした。

教職について20年以上。

私が30代に差し掛かったころ、学級崩壊を起こしました。

その後2年間学校に行けませんでした。

まさに、先に述べたような学級担任としての心構えが全くできていなかったのです。


でも、今は違う。

これまでの経験や知識から

「生徒が困難にぶち当たった時」

学級担任としてどう行動すべきか?

今なら、私なりの答えがあります。

過去にさかのぼれるのなら、過去の自分に教えてあげたいです。

【覚悟が必要】『最後は先生が責任をもつ』という度量【具体例あり】

私は過去の苦い経験からV字回復し、今では世界一の学級を作るために

毎年毎年、生徒から「先生のクラスで本当に良かった」と

言ってもらえるほどになりました。

「生徒が困難にぶち当たった時」

学級担任としてどうあるべきか?

この問いに対する私なりの答えを紹介します。


結論から言うと

『最後は先生が責任を持つ』という度量をもって生徒を信頼すること

です。


『最後は先生が責任を持つ』に対する具体例を交えて解説します。

それではいってみましょう!

【合唱コンクールの練習で自信喪失な我が学級】

これから紹介する具体例は、私自身の学級の話です。

自分の学級の話をすることに対して、恥ずかしい思いは若干ありますが

どうかお付き合い願います。


中学校3年生の学級を持ったときのことです。

2学期になると、文化祭の準備が本格化していきます。

文化祭には、校内合唱コンクールがあります。

合唱はそのクラスの団結力の指標とも言われ、学級集団がいかにまとまっているかが成功のカギなのです。

また、3年生にとっては最後の校内合唱コンクールで、最優秀賞を取るためにどのクラスも必死で練習します。


もちろん我がクラスも最優秀賞を目指して、朝練にも取り組んでいました。

学級内で練習しているときは、どの生徒も一生懸命取り組んでいました。

しかし、ある時事件が起きたのです。


それは、学年リハーサルの時でした。

リハーサルは他のクラスの合唱を聞く、最初の機会でもあります。

私の学級の合唱はまずますの出来でした。

しかし、そのあとに出てきた学級の合唱が、敵ながら素晴らしいハーモニーで

思わず聞き入ってしまうほどでした。

当然、我がクラスの生徒たちは、自信を失い、本番までの限られた時間で

形勢をひっくり返せるのか、難しい雰囲気に包まれていました。

その日の放課後の練習では、みんなの心がバラバラで今までにないくらいひどい状態に陥っていました。


担任として私は「このままじゃだめだ!」「何か手を打たないと」

と思い、練習を中断させ、生徒を集めました。

「みんな、集まって・・・座りなさい。」

「どうした。昨日までの集中力が全くないじゃないか?どうしたんだ?」

「だって先生、リハーサルで他のクラスの合唱聞いたでしょ。あれには勝てないって!」

「そうだよ。本番まであと1週間もないんですよ。先生。今からがんばったって・・・」

その声に、ほかの生徒も否定しようとしない・・・

「じゃあ聞くが、みんな最優秀賞はもうあきらめたってことか?」

全員無言で首を横に振る。

「ならば練習するのみだろう。自分たちで課題をもう一度洗い出し、ポイントを絞って練習するしかないだろ!」

「でも先生、勝てる気がしないよ!」

「私も・・・・負けたらショックで立ち直れなそう!」

うつむく生徒たち。ここで、私は次のように生徒に声をかけました。

「いいか、みんなはこれまで本当に一生懸命練習してきた。朝も昼も放課後も音楽の授業でも一生懸命練習してきた。」

「これはすばらしことだ。こんなに1つのことに集中して取り組めるみんなは最高の学級だ!!」

「だから自信をもって練習してほしい。もし、本番で最優秀賞を取ればみんなの成果だよ。」

「もし、仮に負けたとしてもそれはみんなのせいじゃない。そこまでみんなを高められなかった先生の責任だ!」

「だから、みんなは何も心配することはない!最後までやり切ってほしい。」

「最後までやり切った先には本当の楽しさ、充実感がある。だからもう一度みんなで頑張ろう!」





その直後にうたった合唱は今までの練習の中で最高の出来栄えだった。

校内合唱コンクール当日。

結論から言うと、我がクラスは2位となり、最優秀賞は取れなかった。

しかし、学級の生徒全員が、充実感をかみしめながら涙を浮かべていた。

【担任は知っておくべき】担任としての権限と責任【集団としての成長につながります】

結果は負けです。

でも、終わった後の生徒たちはこんな感想を残していきました。

「最優秀賞を取れなかったことは悔しかったけど、それ以上のものを手に入れた感じでした。」
「先生と一緒に合唱練習してきて本当に良かったです。今はその気持ちだけです。」
「先生、あの時私達あきらめなくて本当に良かったです。ありがとうございました。」

学級担任としてこんなにうれしい言葉はありません。


生徒の成長に私も自然と涙がこぼれました。

振り返ってみると、転機はあのリハーサルの日の出来事でした。

「もし、仮に負けたとしてもそれはみんなのせいじゃない。そこまでみんなを高められなかった先生の責任だ!」

「だから、みんなは何も心配することはない!最後までやり切ってほしい。」

あの時、学級担任として、失敗の全責任をとるという姿勢を示したことが、生徒に困難へ立ち向かう勇気を後押しすることができたんじゃないかなと思います。


学級担任はある意味、クラスのリーダーです。

リーダーである以上、生徒に指示をし、生徒を動かすことがあります。

その権限がある以上、権限の大きさと同等の責任も負うということを忘れないでほしいと思います。


逆に言えば

失敗したことの責任を負わずに、口先だけで「がんばれ」というだけの担任に誰がついていくでしょうか?

そんな担任の下では、生徒のやる気はそがれ、失敗だけは避けようと事なかれ主義的な学級集団になるしかありません。

当然、学級集団として大きな成果を上げることなどできるはずもないのです。

【リーダーとして】学級担任として絶対欠かせない条件【どの分野でも応用可能】

今回は校内合唱コンクールの例を取って、担任としての心得を具体的に話をしました。

自分の学級の話だったので、ちょっと自慢話に聞こえてしまったら申し訳ありません。

それでもこの体験を聴いて、少しでも変わってくれる担任の先生がいればという思いで記事を書かせていただきました。


学級担任をしていると、学校行事以外にも生活面や学習面においても生徒をリードする場面が必ずあります。

こんな時に大切になってくるのが、いかに学級担任が腹をくくれるかということです。

生徒を長期的な目で見て、失敗の全責任を取るつもりで未知の世界へ導く。

これこそが学級担任として絶対欠かせない条件だと思います。

私もこの気持ちを忘れないように頑張ろうと思います。

明日からともに頑張りましょう。

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