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【担任の悩み】生徒との信頼関係を築くには
学級経営をしていて一番の悩みは
生徒との信頼関係を築くこと
ではないでしょうか?
どの学年、どの生徒を受け持つにしても
集団をまとめていくときに、リーダーである担任の先生が
生徒との信頼関係がない状態では
何を言っても、生徒の心の中に響くことはありません。
学級経営の『良い』とされる手法は世の中にあふれています。
しかし、その手段をあれこれ試すだけでは、集団はよくなりません。
その根底に、生徒との『信頼関係』という土台がしっかりと構築されていなければ
様々な手段も”宝の持ち腐れ”です。
【生徒の心をつかむ】信頼関係を築くために欠かせないこと【共通点】

では、生徒との信頼関係を築くためには、どんなことがすればよいのでしょうか?
結論から言います。
それは
担任の先生が、言っていることを行なっていることを一致させることです。
これを『言行一致』と言います。
この言行一致を意識している教師と、そうでない教師の間にはものすごい差があると思ってください。
担任が言っていることと、やっていることが一致していなければ、担任に対する信頼の「シ」の字も生まれてこないのです。
意識している担任は、生徒から
「この先生は、いつも約束を守ってくれる」
「この先生は、自分たちにやらせるだけでなく、自分も一緒になってやってくれる」
「この先生は、無理なことを自分たちに押し付けるような指導はしない。自分たちのことを考えて指導してくれる。」
と、思われるようになります。
さらにもう一つ大切なことが
『首尾一貫』
です。
首尾一貫について知りたい方は下記のリンクを参照してください。
【学級経営】生徒と信頼関係を築くために担任がすべきこと2【本質】
【驚愕】生徒は担任の言動を見ている【担任は見られています】

生徒から信頼関係を得るためには
『言行一致』
が大切であることを述べました。
では、それによって信頼関係が得られるのはなぜか?
それは
生徒というのは、担任の言葉を信じるのではなく、言葉を言った後のあなたの背中に信頼性を見出しているからです。
つまり、生徒は担任の先生の言動をよく見ているのです。
教師の立場からすると、背筋がピンと伸びるような言葉ですね。
「常に見られている」
このことを強く意識して、日々生徒にかける言葉や立ち振る舞いを行なっている教師は、生徒から信頼を得ることができます。
「あなたは、あなた自身が言ったこと、約束したこと、あるいはあなた自身が言っていることの最大の実践者ですか?」ということです。
私は、中学校教師として20年以上の経験があります。
中学生という難しい年ごろの生徒を何年も見てきました。
私も言行一致を実践してきた中で次のような実感があります。
○担任の指示がきちんと通る。
○生徒の中で正しい判断基準が広がっていく
○生徒同士も信頼し合う集団に成長していく
【実践】信頼関係を築くための第一歩は・・・【継続が大事】

ここまで記事を読んでくださってありがとうございます。
では、具体的にどんな行動をすればよいのか?
例をいくつか紹介します。
○「元気な挨拶をしなさい」と言うなら
↓
自分から元気な挨拶をしよう!
○「勉強しなさい」と言うなら
↓
自分から授業を楽しんでやったり、自己投資をして自分の能力を伸ばすことを楽しもう!
○「人の話をよく聞きなさい」と言うなら
↓
まず、生徒の話をよく聞こう
○「何事もあきらめずにやり遂げなさい」と言うなら
↓
自分もやるべきことを中途半端にせず最後までやってみよう
○「姿勢をよくしなさい」と言うなら
↓
自分が誰よりも良い姿勢で日々生活しよう
○「時間を守りなさい」と言うなら
↓
自分は授業時間、休み時間など生徒の見本となるように行動しよう
学校現場では、言行一致を実践する場面がたくさんあります。
明日からやってみましょう。
必ず生徒の関係はよくなっていきます。