学級経営

【学級経営】中学校の学級集団づくりに欠かせない学級担任がやるべきこと【入門編】

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【学級経営】学級集団づくりのゴールとは何か?【目標】

「学級担任として,学級集団づくりのゴールとは何ですか?」

この質問に対して,明確に答えられる担任の先生はどのくらいいるでしょうか?

事実,ほとんどいません。

理由は簡単です。教わっていないからです。

もし,この記事を読んで下さっている学校の先生で

過去に先輩から学級集団づくりのゴールについて教わった先生がいたとしたら

ものすごい幸運の持ち主だと思います。

それくらい,学級集団づくりのゴールについて教わる機会って皆無に等しいのです。

私も20代のころは,全く無知の状態で学級担任をやっていました。

生徒を育てるとは?よりよい集団づくりとは?

悩みながら試行錯誤しながらこの質問に対する自分なりの答えを見つけました。

それが

「全員が学級目標を達成する行動をとること」

です。

学級目標ってどのクラスにもありますよね。

その目標に向かって全員が突き進んでいく姿が学級集団づくりのゴールです。

それゆえに

『どんな学級目標を立てさせるか』

が重要なのです。

【学級集団づくり】生徒を育てるために必要な2つのこと【人材育成の極意】

この記事では,学級集団の育てるポイントを解説します。

ポイントは大きく分けて2つあります。

①適切な目標を与えること

②目標達成を支援すること

この2つについて詳しく掘り下げていきます。

【①適切な目標を与えること】

現在よりも少し高い目標を設定する。ちょっと難しいくらいが生徒のやりがいになる。

しかし,学級目標とは案外抽象的な文言になりがちです。

「みんなで協力できる学級」
「いじめのない学級」
「何事も最後まであきらめない学級」

こんな目標がよくあります。

生徒が考えることですから,理想的な数値目標とか

現状を考えて適切な高さに目標を設定するのは難しいです。

だから学級担任として,その場面場面で学級の生徒に具体的な目標を提示する必要があります。

例えば,校外学習を控えた時期であれば,

『迷子になっても班員で解決して集合場所に安全に戻ってくる』

とか

『仲間の新しい一面を見つける』

など,生徒にわかりやすい表現で目標を提示します。

この目標を与えるときに担任としてやってはいけないことが2つあります。

それは

・無茶ぶりすること
・生徒の能力をはるかに超える目標を設定すること

です。

つまり,担任ができもしないことを生徒に強いたり,

全く届きそうにない目標を設定したりするのは

生徒のモチベーションが維持できない可能性があります。

例えば,

「テストで全員80点以上を目指そう!」

とか

「全員と親密な関係を築こう!」

のように,理想はそうかもしれないが

「現実的に無理があるでしょ」という目標を

担任が無理やり設定すると生徒はついてこないし育たない。

どんな目標を掲げるにしても

担任が生徒のやることに責任を取らないことが一番やってはいけないこと

だと私は考えています。

【②目標達成を支援すること】

学級目標を達成するために,担任の先生が支援することは次の2つです。

①指示をすること

②気づきを与える

この2つはそれぞれにメリット,デメリットがあります。

それをまとめたのが以下の表です。

『①指示をすること』は

やるべきことを具体的に指示をするので短期で成果が表れます。

しかし,言われたことをするだけなので学びは浅いし,やりがいもあまりありません。

自分たちで何かを生み出す創造性は皆無です。

ただ,指示はダメかというとそういうわけではありません。

「時間がないが成果を出したいとき」

「決まり切ったことを確実に守らせるとき」

「自分たちの考えをはさむ余地がない内容のとき」

こんな時には,担任による指示が有効に働きます。

それに対して『②気づきを与える』は

成果が上がるまでに時間はかかります。

しかし,自分たちで考えなければならないので学びは深くなります。

当然やりがいも出てきます。

そして何より担任が予想もしないようなアイデアが出てくる可能性がある

という観点から創造性はかなり身に付きます。

「文化祭の出し物の企画」

「修学旅行のフィールドワークの計画づくり」

「理想とする学級集団づくり」

などについては,「どんな風に考えたらいいだろう」と

生徒に気づきを与え続けることで,いずれ大きな成果をあげるはずです。

この『指示』と『気づき』はどちらかに偏ってはうまくいきません。

その場面場面に応じて,学級担任が2つのバランスを考えて

生徒に与えていく必要があります。。

これがまさに

『マネジメント』

です。

「今は指示を出して行動を徹底させたほうがいいのか?」

「ここはあえて生徒に気づかせるために投げかけたほうがいいのか?」

このバランスをどう考えていくかが,人材育成つまり学級集団づくりのために欠かせない考え方なのです。

【期待されるマネジメント能力】あなたは生徒にとってどんな存在ですか?【担任のやりがい】

今回の記事のおさらいをしましょう!

「学級担任として,学級集団づくりのゴールとは何ですか?」

の問いに対して

「全員が学級目標を達成する行動をとること」

という答えを出しました。

そしてそのために

「適度な目標設定」と「目標達成の支援」

の必要性を訴えてきました。

ここでもう1つ担任であるあなたに質問です。

『あなたは生徒にとって世界一の担任ですか?』

なぜこんな質問をしたかというと

担任にとって生徒は複数いるのですが,生徒にとって担任は1人しかいないのです。

だから担任自身が生徒から見て唯一無二の存在であるという自覚が必要です。

生徒は必ず担任の学級に対する姿勢を常に見ています。

教師自身が目標に向かって努力する姿こそ,最大の教材です。

より良い学級集団を作っていくために,目標の設定をこれまで以上に重視して

学級経営に取り組んでください。

お互いに頑張りましょう!

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