学級経営

【大久保寛司から学ぶ】学級経営の大切なこと・ポイント・コツ

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【この詩に出会って変わった】大久保寛司『心地よい職場』

ここに1つの詩がある

題名は

『心地よい職場』

いい会社は心地がよい
だから人が辞めません

生ぬるくて居心地がよいのは感心しません
人の能力を発揮させていないのですから
人を大切にしていることにはなりません

心地よい職場では
働く人たちがよい仕事をします

よい仕事をする
高く評価されます
お客様にも喜ばれます

自分の存在感が高まります
喜ばれることでやりがいが生まれてきます

すると さらにやる気が高まります
人が育っていきます

明るい職場 雰囲気のよい職場は 心地よいです

この詩は,「人と経営研究所」の所長

大久保寛司氏の著書『考えてみる』の中にある1つで,

心地よい職場とはいかなるものかをテーマにした詩です。


この詩を読んだ時に,全身にビビビッと電気が流れるような衝撃を覚えました。

学級担任の仕事で大切なことは何か?

この問いに対する答えがこの詩に含まれていたのです。

【大久保寛司氏の詩から学ぶ】学級経営で大切なこと

この記事では,学級経営で大切なことを紹介します。

結論から言います。

学級経営で大切なことはズバリ

『人間関係』

です。


学級の中で子供たちの人間関係をどう構築するか?

どんな雰囲気の学級を創り上げるか?

これが学級経営の肝なのです。


では,この大久保寛司氏の詩から何を学べるのか?

その答えを出す前に,先ほどの詩にある言葉を学級経営向けに変換する必要があります。

具体的には次の4つの言葉を変換します。

会社   →  学級
職場   →  学級
人    →  生徒
お客様  →  他の生徒

すると,このような詩になります。


いい学級は心地がよい
だから生徒が辞めません

生ぬるくて居心地がよいのは感心しません
生徒の能力を発揮させていないのですから
生徒を大切にしていることにはなりません

心地よい学級では
働く生徒たちがよい仕事をします

よい仕事をする
高く評価されます
他の生徒にも喜ばれます

自分の存在感が高まります
喜ばれることでやりがいが生まれてきます

すると さらにやる気が高まります
生徒が育っていきます

明るい学級 雰囲気のよい学級は 心地よいです
心地よい学級は 人間関係がよい学級です

となります。


もう一度声に出して読んでみましょう。

今自分の学級はどうなっているでしょうか?

この詩にあるような雰囲気の学級になっていますか?

正直言葉を失う担任の先生もいるかと思います。

でも,この詩に出会えたみなさんは幸運です。

この詩の意味を理解できれば明日からの学級経営が大きく変わります。

【具体的な生徒の姿】よい学級とはこんなイメージ

先ほど4つの言葉を変換した詩をもとに考えてみましょう。

詩の所々によい学級の具体的な姿が描かれています。

【よい学級の具体的な姿】

○生徒が辞めない
 →不登校に陥る生徒がいない

○働く生徒がよい仕事をする
 →みんなのために力を貸してくれる

○高く評価されます。喜ばれます。
 →他の学級や学年からも一目置かれる

○自分の存在感が高まる。
 →学級の中で自分の居場所がある

○やりがいが生まれる
 →他の生徒に喜んでもらえる喜びを感じる

○生徒が育っていく
 →集団としての力も育つ

○人間関係がよい学級
 →どんな時もまとまって行動できる

これらは1つ1つがバラバラではありません。


木の枝はのように1つのことを『木の幹』に派生的に広がっていくというイメージを持ってください。

では,この詩の中の根幹,『木の幹』はどこか?

それは

『働く生徒がよい仕事をする』

です。


生徒が働くとその後学級集団がどうなっていくのかを簡単にまとめました。

以下をご覧ください。

生徒が働く

みんなが喜ぶ

みんなから高評価を得る

自分の存在感が高まる

やりがいが生まれもっとやろうという気持ちになる

学校が好きになり不登校にならなくなる

生徒が成長する

みんなだけでなく自分も喜ぶ

人間関係がよくなる

心地よい学級になる

こんな感じです。


つまり,学級担任が学級経営をする上でまずやるべきことはこれです。

『生徒に仕事と役割を与える』

ことです。



仕事と役割を与えてあげることが,学級集団の成長につながります。

過去の私のように,学級経営に苦しんでいる先生は案外『生徒に仕事と役割を与える』ことが苦手で,

生徒がやるべき仕事を担任の先生がやってしまう例があります。


生徒に仕事と役割を与えないということは

生徒の成長を止めているという自覚を持つ必要があります。

だから,危険を伴うものでなければ,どんなことでも生徒にやらせることが大切なのです。


ただし,この詩の中で唯一苦言を呈している一文があります。

つまり,『これだけは注意しろ』という内容です。




それは

『生ぬるくて居心地のよいのは感心しません』

の部分です。


これはどういうことかというと

生徒に任せっきりで何も指導しない学級は一見生徒が主体的に活動しているように見えるが

一部の生徒だけが居心地がよくて,人の上げ足を取ることばかりを気にする集団である。

そんな集団では友達を大切にする雰囲気がなく,いじめが起こりやすい学級と言える。

『心地よい』というのは『生徒が自由である』こととは全く違うということです。

【学級経営の魅力】だから学級担任はおもしろい!

心地よい学級を作るのは容易ではない。

しかし容易ではないからこそやりがいがある。

ここに喜びを感じる先生は今後も学級担任を続けてほしいと思います。


ここに喜びを感じない先生は学級担任には向いていない。

違う先生に譲ったほうがいい。

なぜなら生徒が不幸になるから。

私も過去に生徒を不幸にしている。

その経験があるからこそ,今学級経営の楽しさをほかの先生以上に感じている。

そしてこの詩のような心地よい学級を毎年作り続けている。

今回紹介した大久保寛司氏の著書には学級担任としてだけでなく

教師としても読んでおきたい本がたくさんある。

参考までに以下に紹介しておくので,気になった方はチェックしてみてください。

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