授業

【向山型教え方】第9条個別評定の原則【授業の腕をあげる法則】誰が良くて誰が悪いのかを評定せよ

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【個別評定】教師の基準があいまいだと子どもは荒れる【必要性】

授業の中には必ず教師の評定がある。

「今のいいですね」

「上手です」

「いい考えですね」

「合格」

「やり直し」

どれも、子どものやってきた活動に対する評価を下す言葉です。



この言葉があいまいな教師ほどアマチュアである。

プロの教師はこういった評価の言葉を適当に扱わない。

良いものは良い。悪いものは悪い。

子どもが荒れている学級などは教師の評価基準のあいまいさが原因とされている場合も少なくありません。

では、個別評定をしっかりと行うためにはどうすればよいのでしょうか?

【必須】誰が良くて誰が悪いのかを示す授業ができる【教師の役割】

この記事では、授業中に教師が子ども達を評価するときに、上手に評価をし、子ども達が生き生きと授業に参加できる技術を紹介します。

つまり、、

子どもの個別評定を的確にできる教師を目指す

ということです。

子ども達が一番困るのは

「だいたいよくできたね」

「もう少しだね」

「いい感じになってきています。

などと、あいまいに評価を下されることです。



自分はできているのかできていないのか?

それをはっきり言ってくれないと不安が募り、次にどう改善していっていいのか分からなくなるのです。

それよりも、ダメなものはダメとはっきり言ってくれた方が子どもにとってはスッキリとして次に向かうモチベーションも上がるというものです。

【競争心】子どもは常に周りを見ている【子ども心】

授業における個別評定をはっきりさせる根拠は何か?

それは子どもの競争心をいい意味であおることができるからです。

例えば、数学の授業で問題ができた子供が先生にノートを持ってきたとします。

そこで教師が、

「不合格」

と言って×をつける。

これだけで子どもの心は「なぜなんだろう?どこが悪いのだろう?」と考えます。

それを

「んー、ちょっとこの辺が今一つわかりにくいんだよね。ここ、どんな風に考えてやったの?」

などと個別に深入りしていったら、その子どもの相手をするだけで数分間かかってしまいます。



そんなことをしているうちに「先生、自分のも見てください。先生、私のも!」という感じでどんどん声がかかって収拾がつかなくなります。

だらだらと評価を下すよりも、ダメなものはダメ!と短く切ってあげたほうが子どもにとっては優しい対応なのです。

逆に、できた子供に対しては

「よし、合格!」

とだけ言って大きな○を書いてあげれば、子どもは喜ぶし、周りの子も「えっ、あいつ合格した!俺も負けられん!!」と良い競争心が芽生えます。

教師が何も言わなくても、子どもは問題に夢中になり、生き生きと活動しだします。

そういった子ども心をくすぐれる教師でありたいですね。

【教材研究】この授業での理想の姿を明確に持つ!【研修】

関連記事:【向山型教え方】第8条確認の原則【授業の腕をあげる法則】指導の途中で何度か達成率を確認せよ

この記事では、授業における子供への個別評定の大切さを話してきました。

この個別評定を的確に行うために教師に必要なことを紹介します。


それは

理想とする子どもの姿を明確に持つ

ということです。


例えば、数学で連立方程式の計算問題(加減法)の授業を挙げるとします。

連立方程式を解くためには加減法という解き方がありますが、それをどのように子どもに解かせるのかという理想像を教師が持つということです。

具体的には、

1問題の式を書く
2式に番号を振る
3xかyの係数の絶対値をそろえるために式を何倍かする
4筆算がきちんと書かれている
5係数の符号を見て、たし算かひき算かが判断できる
6筆算が正確に計算できる
7求めた値を他の式に代入できる
8xとy両方の答えをまとめて書いている

これらのことをきちんとかけていて初めて○なのである。




1つの計算にしても8つのステップをすべて踏んでいないといけないのです。

こういった細かな分析をきちんとできたうえで初めて子どもに個別評定を下すことができます。

つまり、教材研究を怠らないということです。

研修を日ごろからしっかりと行っている必要があります。



教師の仕事はプロですから、問題が解ければそれでいいというわけではありません。

問題を解くためにはどんな要素が必要か?

1つ1つの要素は、どこまでできれば十分満足できた状態と言えるのか?

教師として、その基準をしっかりと持ったうえで授業に臨みたいものです。

逆に言うと、これができていないまま授業に臨めば、的確な個別評定を行うことができません。



事前にしっかりと教材研究を行って、授業の中で個別評定を実施し、その中で自分の技量を上げていく。

地道だがこれが一番の授業上達の近道である。

ともに励んでいきましょう。

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