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【向山型教え方】第4条全員の原則【授業の腕を上げる法則】子どもを動かす指示の仕方の極意とは?

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【若手教員】気がついたら子ども達が勝手に【未熟】

生徒A:「先生、この問題わからないです。」 教師:「これはね、こうやって・・・」 生徒B:「先生、問題が終わったらどうすればいいですか?」 教師:「ちょっとまってて、まだできていない友達がいるから」 生徒C:「先生、トイレ行ってきていいですか?」 教師:「いいですよ。どうぞ」 生徒D:「先生、問題が終わったら本を読んでいてもいいですか?」 教師:「えーっと、じゃ、まだ終わっていない友達が終わるまでね!」 生徒E:「先生、私もこの問題わからない。教えて!」 教師:「はいはい、順番ね、ちょっと待ってて」 気が付くと、教室が騒然としている。 若手教員によくある光景である。(若手でなくてもあるかもしれないが・・・) 問題がわからない子ども達が順番を待っていて、問題ができている子どもが本を読んでいたり、勝手なおしゃべりを始めたりしているのである。 教師は、1人1人の子どもに真摯に対応していただけなのに・・・ どうしてこのようなことが起こるのだろうか?

【教師の話を聞く】指示が通る学級集団に【悩み改善】

授業で教師が指示をする場面は必ずある。 指示のない授業は授業ではない。 それほど『指示』とは重要なものである。 指示の出し方を見れば、その教師の力量がわかるとさえ言われています。 この記事では、教師の指示の出し方について学ぶことができます。 これまで、指示がなかなか通らなくて困った経験のある先生方に有益な情報になるはずです。

【原則】指示は全員にせよ【法則】

では、指示はどのように出せばよいのでしょうか? それは
『指示は全員にせよ』
です。 なんだ、そんなことか? と思った方、いらっしゃると思います。 しかし、これが意外と難しい。 なぜなら、子ども相手であるからです。 教師が何か指示をしたとします。一見、聞いているようで子どもというのは聞いていないものなのです。 具体的な例としては、

○シャープペンで何かノートに書きながら聞いている ○ボールペンを分解して遊びながら聞いている ○消しゴムのかすをいじりながら聞いている ○その景色をぼんやり見ながら聞いている ○筆箱の中を整理しながら聞いている

このような『ながら聞き』をしている子どもが非常に多いのです。 これは教師の責任である。そうならないために次のことを常に心に刻んでおこう。 『手に何か持った状態で指示をしたのは指示したうちに入らない』 ということである。
「手に持っているものを机の上に置きなさい」 「おへそを先生の方に向けなさい」
指示をする前に、このような事前の指示が必要となってきます。 あと、もう一つ気を付けなければならないことがあります。 それは

『追加で指示を出さない』

です。 教師が、何か指示を出して子どもが活動をする。その最中に、別な指示をしようとする教師がいる。 活動している子どもを制して、追加の指示を出す。まして全員にその追加の指示を徹底して伝達するのは、もはや至難の業である。 子どもの命にかかわるようなことでなければ、追加の指示を全員に伝えきるなどというのはたやすくできるものではない。

『指示は全員にせよ』

言葉では簡単だが、実際はできていない教師が多い。 私も、できていない教師の一人だった。 しかし、教師がこれらのことを理解して意識すれば、子ども達は変わる。 ぜひ、実践してみてほしい。

【超原則】最後の行動を示してから活動をさせる【やっていない人多い】

関連記事:【向山型教え方】第3条簡明の原則【授業原則十カ条】指示・発問は短く限定して述べよ!

○指示は全員にしなければならない ○追加の指示はしてはいけない

これらのことを守って指示をするためには 『最後の行動を示してから活動をさせる。』 これに尽きるのである。 例えば、数学の授業で問題を解かせるとき 「これから教科書p67の問5の問題をやります。」 「やり方がわからない人は、さっきやった例題をまねしてやってみましょう」 「問題は4問あります。3問までできたら先生のところにノートを持ってきなさい。」 こう指示をしてから問題に取り組ませる。 3問までは黙々と取り組みます。 個別指導が必要な生徒へはこの時間を利用して、短く個別指導をする。 個別指導しきれないところは、黒板を見て写していいことを伝える。 (黒板にはこのあと、早くできた子が答えを板書することになっている) 3問目までできた子がノートを持ってきたら、 「はい」と言って教師が丸を付ける。 そして、黒板に解き方と答えを書くように指示をする。(この板書を見てできない子は写すこととなる。) そして、それが終わったら4問目を解くように指示をする。 「わからない人は、黒板の解き方を見て写してもいいですよ。写すのも勉強です」 と言ってあげると、さらにできない子が抵抗なく問題を写すことができる。 さらに早い子は、4問目を終えて、もう一度ノートを持ってくる。 「えらいね。もう4問終わりましたね。残りの時間はワークを進めていなさい」 と指示をする。(これで、早く終わった子は騒ぐことなく問題に取り組む) 最後に、黒板に問題の解き方と答えを書いた子に、説明をさせる。 苦手な子は、できた子が説明をしている間に黒板の内容を書きうつすように指示をする。 そうすることによって、苦手な子はこの時間を使ってみんなに追いつくことができる。 このように、教師の指示は先手先手をいかなければならない。 指示が後手に回るから生徒が混乱するのである。 授業の中で、全体像を見通しながらどんな指示を出せばよいのか?どんな状況が予想されるのか?を考えて指示の出し方を研究していってほしいと思う。 それが、教師の力となり、何より子どもが授業を楽しみにするはずです。 サイトマップへ ホームへ The post 【向山型】第4条全員の原則【授業の腕を上げる法則】子どもを動かす指示の仕方の極意とは? first appeared on わくわく担任塾. Copyright © 2021 わくわく担任塾 All Rights Reserved.

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