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【向山型教え方】第1条趣旨説明の原則【授業の腕を上げる法則】教師の指示の出し方~号令と命令の違い~

投稿日:2021年6月3日 更新日:

【悲劇】号令を多用する教師からは子どもが離れる

「勉強しなさい!」

「静かにしなさい!」

「ごみを拾いなさい!」

教師であれば誰しもが一度は言ったことがあるセリフだと思います。

このような指示を「号令」と言います。

私も今までに数えきれないほど、この「号令」を使ってきました。

しかし、号令を多用する教師からは子どもがどんどん離れていくことを自分の体験から知りました。

号令のどこがいけないのか?

どんな指示ならば良いのか?

子どもがついてくる声のかけ方とはどんなものか?

【号令と命令】子どもがついてくる指示の仕方【違い】

この記事を読んでいただければ、子どもがついてくる指示の仕方が理解できます。

具体的には3つのステップがあります。

①やることだけ言う
②趣意とやることを言う
③趣意を言って、やることをまかせる

この3つを理解するために、前提として知っておいてほしいことがあります。

それが

『号令と命令の違い』

です。

では、号令とは何か?

号令とは、「指示をする人からそれを受け取る人に向けて一方通行に伝えられるもの」です。

つまり、一方的な『任務』を命ぜられているだけなのです。

それに対して、命令とは、「趣意と任務がセットで伝えられるもの」を言います。

つまり、「~~するために、○○せよ」という言い方です。

教育現場で使うのであれば、どちらが良いのでしょうか?

答えは簡単ですよね。

そうです『命令』を使えばよいのです。

では、なぜ『命令』が指示として優れているのでしょうか?

【任務と趣意】子どもが動く指示の出し方【3つのステップ】

号令は、よく軍隊で使われるような上下関係の集団の中で使われます。

それに対して、命令は、相手を「知的存在」と認識したうえで出されるもので、

教育現場では使うのであれば、命令を使うほうが子ども達がついてきます。

具体的に3つのステップを使って説明していきます。

例えば、教室をきれいにしたいときに

①やることだけ言う

「ごみを拾いなさ!」

これが号令です。教師が上から目線で子ども達にやることだけを言った場合です。

この場合、子ども達は何も考えずにごみを拾うことになります。

②趣意とやることを言う

「教室をきれいにします。ごみを拾いなさい!」

これが命令です。「教室をきれいにする」という趣意を説明し、そのうえで「ごみを拾う」という任務を伝えています。

これを聞いた子ども達は、教室をきれいにするために行動します。

③趣意を言って、やることをまかせる

「もう少し教室をきれいにしたいと思います。自分にできることをしなさい!」

これは、上級編の指示の出し方です。

②の指示でも十分子ども達は行動します。

しかし、その上をいく指示の出し方として、趣意を言ってからやることを任せる方法があります。

本当は、時間制限やごみの個数を指定するなどの配慮が必要ですが、

この③が使いこなせるようになれば、教師としての腕は相当高いと言えます。

【プロの技】指示の中に目的を明確に入れる【実践】

今回紹介した3つのステップ

①やることだけ言う
②趣意とやることを言う
③趣意を言って、やることをまかせる

教師であれば、上手な指示の仕方を身につけ、子ども達を動かしていきたいものです。

そのために、この3つのステップを常に意識して使っていきましょう。

大切なことは『趣意』を盛り込むことです。

つまり、行動の目的を指示の中にいれるということです。

例えば

「人数を数えます。まっすぐ並びなさい」

「話を聞きます。手の持っているものを机に置きなさい」

「次の学級が使いやすいように片づけをします。班ごとに実験道具をもとの場所に戻しなさい。」

子ども達が、きびきびと行動する姿が見えるようですよね。

私も、こんな指示を使いこなせるように実践していこうと思います。

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