授業

【全教科で使える】面白い授業をつくる法則

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【根本的疑問】面白い授業とは何か?

「自分の授業ってどうしてワンパターンなんだろう」

教師は授業をする前に,どんな授業にするか様々な準備をします。

これを教材研究と言います。


授業でどんなことを話そうか?どんな展開にしようか?

どの先生も教材研究を通して,試行錯誤の毎日を送っています。

それでも,我流の授業から脱却できずに,つまらない授業から抜け出せない先生は意外と多いのです。

どんな先生も「おもしろい授業」をしたいと心から願っています。


それでも,できない。うまくいかない。

特に若いころは授業に対する悩みは尽きないと思います。

しかし,どの教科の授業でも

おもしろい授業を展開するためには

ある共通点,ヒントのようなものがあります。

今回はおもしろい授業を作る法則について紹介します。

【できる先生はやっている】授業を面白くする方法

「おもしろい授業」

と一言で言っても,その基準は教師によって様々です。

しかし,どんな教科でも授業を面白くするためのヒントは

ある一定の共通点があります。


それは何か?ズバリ!!

『緊張と緩和』

です。


どんな教科も,面白い授業と言うのは授業の中で

『緊張と緩和』

が随所にちりばめられているのです。


例えば,私は中学校の数学の教師なので,

数学の授業における『緊張』とは何か?それは以下のものがあげられると思います。

・問題が解けない状態
・先生からの発問
・先生からの指名
・黒板に自分の解答を書く
・みんなの前での発表
・具体物が提示されたとき

等があります。


それに対して,数学の授業における『緩和』とは何か?以下のものがあげられます。

・問題が解決する
・自分と同じ意見の友達と考えを共有する
・簡単な用語の確認
・先生が板書したものをノートに写す
・先生の説明

等があります。


50分の授業の中でこの『緊張と緩和』を上手に織り交ぜた授業が面白い授業の必須条件です。

つまり,2つのバランスが大切なのです。

問題が簡単でみんなすぐに解決してしまう授業

用語を確認するだけの授業

先生が黒板に書いた内容をノートに写すだけの授業

先生の説明だけの授業

これではずっと緊張がほどけた状態なので,全く緊張感がなくダラダラとした雰囲気の授業になります。


逆に,

いつまでも問題が解決しない授業

ずっと先生が発問を続ける授業

先生から指名され続ける授業

生徒がすべての板書を担当する授業

発表会のような授業

先生が具体物を提示するだけの授業




こんな授業は,一見緊張感のある授業のように思えますが,

「それで何がわかったの?」

という質問に答えられない授業になってしまうのです。

数学でよく使われる授業の流れで説明すると

まず,身近な例から疑問を生徒に与える。(緊張)
今まで学習した内容で解決できるかやってみる。(緊張)
自力で解決できないときは友達と相談する。(緩和)
友達の意見を取り入れながら理解を深める。(緩和)
問題の解決方法をみんなの前で発表(もしくは板書)する(緊張)
問題が解決し,達成感を得る。(緩和)
今日の問題のポイントをノートにまとめる。(緩和)
ワークを行って本時の授業で学習した内容が定着したかどうかを確認する。(緊張)




このように『緊張と緩和』が繰り返される中で

生徒の集中力も途切れることなく,あっという間に時間が過ぎていく授業,

これが面白い授業の根底にあるものです。

【応用可能】世の中の面白いものには共通点があった

先ほどは数学の授業で説明しましたが,

この『緊張と緩和』の法則は,授業以外でも応用が利く素晴らしい考え方なのです。

例えば,家族でキャンプに行ったとします。

子供に楽しんでもらうために,親であるあなたはどんな風に時間をマネジメントしますか?

こんなレジャーにおいても,面白くするコツが

『緊張と緩和』なのです。


キャンプに行って,『コーヒーを飲みながらずっと読書をする』

こんな時間の過ごし方で子供たちは面白いと思うでしょうか?

きっと「つまらない!」というはずです。(大人の立場としてはこんな時間の過ごし方もありかと思うが)

子供に面白いと思ってもらえるにはどうするか?


まず,

・テントを立てさせる。(緊張)

・親が教えるのは必要最小限として,子供に自力で立てさせる。(緊張)

・次に火をおこさせる。(火のつけ方も子供にやらせる)(緊張)

・バーベキューの準備として,野菜を切らせたり,肉を焼かせたりできるかぎり子供にやらせる。(緊張)

・できた料理をみんなで食べる。(緩和)

・料理の片づけをする。(緩和)

・おやつにマシュマロを焼いて食べる。(緩和)

・川辺で水切り遊びをする(親子で水切りの回数を勝負する)(緊張)

・帰りの車の中で家族でしりとりをして遊ぶ。(緩和)

こんなことが考えられます。


親が意図的に子供に緊張状態を与え

意図的に緩和状態を与えることで

子供の心の中は大きく揺さぶられることで一定の達成感を感じるわけです。

これが『おもしろい』という感情に直結します。

このように,『緊張と緩和』の法則は,様々なことに応用できるものなのです。

面白い授業を作る2つのステップ

おもしろい授業を展開するためには『緊張と緩和』をバランスよくちりばめればよいということは理解できたかと思います。

では,面白い授業を創り上げるためには具体的にどんな手順で創っていけばよいのか?

それには2つのステップがあります。

【ステップ①】徹底的に結論を優先したわかりやすい文章を作る。

余計な条件や環境設定を考えずにシンプルに文章を作る。

例えば数学の授業で言うと

・具体物を提示する。
・疑問点を予想させる。
・自力解決させる。
・友達と考えを共有する。
・解決方法を説明させる。
・ポイントをまとめる。

という流れを考えたとします。

このシンプルな文章をもとにステップ②を考えるのです。

【ステップ②】①の文章をもとに,いかにじらすか,またはいかにあおることができるかを考える。

例えば

・具体物を見せたときに発問する内容を吟味し,生徒に疑問を抱かせたい
・疑問点を多く出させるために,数名の生徒を指名する。
・自力解決させるときの時間配分やわからない生徒への対応方法を考えておく。
・友達の考えを共有させるためにグループ活動を意図的に取り入れる。
・解決方法を説明させるために,事前に机間巡視をし,意図的な使命を行う。
・ポイントをわかりやすくするために図を取り入れて板書する。

等のように,①に肉付けをするように具体的な内容に変化させるのです。


このように2つのステップを用いて,授業を構築することで

おもしろい授業が出来上がります。

他の教科でも同じような手順で考えることができると思うので

参考にしていただければと思います。

また,授業以外(キャンプの例も挙げましたが)にも応用が利くので

・プレゼン資料の作成
・営業
・発表会
・スピーチ

などにも使えると思うので,ぜひご活用ください。

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