生徒指導

【休み明け】学校に行きたくないときの対処法【宿題編】

投稿日:2021年1月17日 更新日:

【宿題】わかっちゃいるけど終わらない【夏休み・冬休み】

学校生活には1学期、2学期、3学期と1年の中にいくつか節目がある。(前期後期の学校もあると思うが)

こういった節目は、学校生活にメリハリを与える意味でとても大切である。

そして、これ以外にも大切な節目の期間があります。

それが夏休み、冬休み、そして春休みです。


こういった長期休業の期間も子供たちにとっては大切な節目の行事です。

ただし、長期休業中は楽しいことばかりではありません。

なぜかというと、必ず学校から宿題が出されるからです。

この長期休業中の宿題については、毎年どの担任の先生も頭を悩ませているのではないでしょうか?



なぜなら、休み明けに宿題をやってこない子どもがいるからです。

学校の先生方は、この宿題を忘れてきた子供に対してどのような指導をしていますか?

この指導方法を間違うと最悪の場合、子どもが不登校になることもあります。

では、その最悪のケースを回避するためには、どんなことを注意していけばよいのでしょうか?

【事後指導】宿題が終わらない子どもへの対処法【計画が大事】

関連記事:【生徒指導】中学校で起きるトラブル解決法【具体例】

担任をしていると、毎年必ず長期休業のあとに宿題を忘れてくる子供がいます。

この記事では、そういった子供への指導の仕方、対処法について紹介していきたいと思います。

では、宿題を忘れてしまった子供への指導方法はどうすればよいのでしょうか?

結論から言うと次の3つのステップを踏んでいけばよいと思います。

①宿題を終わらせるための計画を立てる

②保護者にも協力を得る

③自分の行動を振り返らせる

では、この3つについて深堀していきたいと思います。

【①宿題を終わらせるための計画を立てる】

まず、休み明けの初日。担任の先生は、子どもたちがやってきた宿題をチェックすると思います。

そして、忘れてくる子供もいると思うので、忘れてきた子供に対するその後の指導についてアナウンスする必要があります。

その時に大切なことが、計画を示すことです。



具体的には、

○今日、忘れた宿題をいつまでに出せばよいのか?
○その期限を過ぎても出せないときにはどうするのか?

を子供にしっかりと伝えましょう。



一番やってはいけないのは

「忘れたのか!じゃあ、明日以降早く持ってきなさい」

と、あいまいな言い方をすることです。


こんな言い方だと、子どもは宿題を提出するようにはなりません。

子どもによっては、1つだけ忘れた人と、5つ忘れてきた人がいます。

宿題の量や質を考えて、「○日までには出しなさい」としっかりと伝えましょう。

そして、それでも守れなかったときにはどうなるのかも伝えることです。

例えば、「今日忘れた宿題は3日後までに提出しなさい」「それでも提出できないときには、昼休みの時間と放課後の時間を使って学校でやってもらいます。」「そうならないように3日間で終わるようにしなさい」

と具体的に伝えることです。

そうすることで、忘れてきた子供も見通しを持って取り組むことができます。

【②保護者にも協力を得る】

2つ目に保護者の協力を得るということです。

子どもというのは、宿題が終わっていないことを親に隠していることがあります。

以前、私が受け持った生徒で、冬休み明けに宿題がほとんど終わっていなくて

家庭に協力をお願いしようと連絡したら親から

「子供からもう宿題は終わっているって聞いていたのでびっくりしました。連絡していただいて助かりました。ありがとうございました。家庭でも見ていきたいと思います。」

と言われたことがあります。

ですから、子どもに「ちゃんと親にも自分から言いなさいよ」と言うのではなくて、

保護者へは担任から直接、電話かメールで事実を伝えることが大切です。

【③自分の行動を振り返らせる】

そして、最後3つ目に生徒への指導です。

これは指導と書きましたが、決して怒るということではありません。

心の中では、「いったい休みの日に何やってたんだよ!宿題くらい自分で計画的に進めろよ!!」

と言いたい気持ちをぐっとこらえて子供に話をする必要があります。

ここで大切なことは

「今回の宿題に対する取り組み方を自分ではどう思っているの?」

と問いかけることです。


決して担任から頭ごなしに指導してはいけません。そんなことをしても一時的に担任の気持ちはスッとするかもしれませんが、まったく何も生みだしません。

確かに、宿題を忘れてしまったっことは失敗かもしれませんが、

その失敗を次の成功に生かさなくては、本当にただ時間を無駄にしたことと同じになってしまいます。


○今回宿題をためてしまったことをどう思っているのか?
○直すべきところはどこか?
○次はどう行動すべきなのか?




こういったことをしっかりと振り返らせてください。

そして、子どもに「失敗したけどそこから学んだ」という感覚をもたせることが何より重要です。

【指導は禁物】子どもと合意形成をとって指導すること【担任は冷静に】

関連記事:【現役教師が語る】不登校への対応の仕方【中学校編】

宿題を忘れてしまう子供には様々な理由があります。

○勉強がきらい
○無気力
○ゲーム、テレビ、動画などの誘惑に負ける
○精神的に自立していない
○時間の管理ができない

など


ただし、これらを1つ1つ問い詰めて指導したとしても

子どもの心の中には入っていきません。

「ちゃんと時間を見て早めにコツコツと進めておけばこんなことにはならなかったんだ!」

と指導したとしても、そんなことは子供の気持ちからすると「百も承知」なわけです。

それでもできなかったのが事実であって、そこを責めても何の解決にもならないのです。

では、こういった休み明けの指導で大切なことは

「子どもとの合意形成をしっかりととったうえで指導する」

ということです。



例えば、

「じゃ、明日から宿題を忘れたら、その日の休み時間を使ってやる。必ずその日のうちに先生に見せる。という約束で取り組んでみないかい?」

と提案してみるのです。

そこで子供も「わかりました」と合意形成ができたら、実際にやってみることです。

合意形成ができているので、もし忘れてきたときにはその時に躊躇することなく指導すればいいのです。


決して感情的に怒ることがないようにしたいものです。

子どもの姿が変わっていくまでには時間がかかります。

即効性はないかもしれませんが、1つ1つ合意形成を取りながら根気強く関わっていく中で

子どもの気持ちも少しずつ変わっていきます。

【重要】保護者に協力を仰ぐときの注意点【子どもを守る】

関連記事:【不登校対応】家庭訪問での注意点【中学校編】

ここまで記事を読んでくださり誠にありがとうございます。

最後に、保護者に協力を仰ぐときの注意点をお話しします。

休み明けの宿題が終わっていないときに、保護者に次のことを伝えます。

○現在の状況
○学校(担任)としての今後の方針
○指導は学校で行う

まず、現在の状況を伝えます。


「休み中の宿題のうち、これとこれがまだ終わっていません。」

そして、今後の方針を伝えます

「とりあえず、3日後を期限として家庭で宿題をやってくるようにお子さんに伝えました。」

最後に、

『指導は学校で行います』

です。


これが意外と大事です。

つまり、何が言いたいかというと

こういった宿題の忘れについて学校から家庭に連絡すると

親の気持ちとしてつい我が子を指導してしまうのです。

「あんた、あれだけ休みの時間があったのに宿題が終わってないってどういうことなの?」

「この前、お母さんには宿題終わったって言ったじゃない!あれは嘘だったのね!!」

でもそれは避けたいところです。



なぜなら、子どもの立場にして見れば

学校で先生から指導され、家に帰って親からも指導されたら子供の逃げ場がなくなります。

逃げ場というのは表現がよくありませんが、子供を成長させるためには追い込んではいけません。

必ず、挽回のチャンスを与えることがポイントです。



ですから、保護者に現状を伝えた後にこう付け加えればよいのです。

「今回の宿題忘れに関しては、学校の方で時間の使い方や今後の宿題への取り組み方などについてしっかりと指導をしますので、家庭では怒らないで宿題の進み具合を見ていただけると助かります。」

この『怒らないでください』がポイントです。

指導は学校でやるので家庭ではしっかり見守ってください・・・

こういうスタンスで連絡をすると保護者の方も必要以上に重荷に感じることなく子供に接することができると思うのです。

では、最後に今回の記事のおさらいです。

休み明けの宿題忘れに対する指導方法

①宿題を終わらせるための計画を立てる

②保護者にも協力を得る

③自分の行動を振り返らせる

そして、最後に

保護者へお願いする場合は『怒らないでください』の一言をそえる

ということでした。

参考にしていただければ幸いです。

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