不登校

【不登校生徒】別室登校から始める登校刺激のポイント【中学生向け】

投稿日:2020年8月14日 更新日:

【不登校】別室登校から教室登校への壁【なかなか超えられない】

不登校生徒は、教室がこわい・・・

理由は様々です。

教室はダメでも保健室なら大丈夫!

そんな生徒は少なくなはずです。

担任も、とりあえず学校に来てくれるだけでほっとする部分もあると思います。

しかし、生徒の中には、

別室登校はできるが、教室にはなかなか行けない

という生徒がいます。


実際、現場ではこの壁が大きいのです。

教師も保護者も一定期間別室登校していると

「早く教室に登校してくれないかな・・・」

と焦るものです。


しかし、焦れば焦るほど、子供にその気持ちが伝染し

再び不登校に陥ってしまうこともあります。

では、別室登校から教室登校へつなげるにはどうしたらよいのでしょうか?

また、そもそも別室登校の是非について疑問をお持ちの方は下記をご覧ください。

【不登校対応】別室登校は必要か?【中学生】


【朗報】教室登校への大切なステップとは?【別室登校の次】

この記事では、

『別室登校は大丈夫なんだけど、教室への登校ができない』

という生徒向けの対応策を紹介します。


1つ断っておきたいのですが、今回のケースはあくまでも

『学校に登校したいのだけれども、登校できない』

という生徒向けとなっています。

「誰かにいじめられていて学校に行けない」

という場合は当てはまらないのでご注意ください。




では具体的にどうすればよいのか?

結論から言うと

『クラスメイトとのつながりをしっかりとつなぐ』

ということです。


学校に行きたいけど行けない不登校の原因は些細なことであることが多いです。

・友達からばかにされた
・授業で失敗して笑われた
・教師からの何気ない一言で傷ついた
・何となく行く気がしなくなった

これらがきっかけで、何年にもわたって不登校になってしまうのです。


つまり、今現在の不登校の原因は過去のものとは違っていることが多いです。

・長い間休んでしまったことで、何となく行くきっかけがなくなった
・しばらく授業を受けていないので、ついていけるかが不安だ

など、原因が変わってきているのです。


だからこそ、そういった不安を一掃するだけの安心感がないと登校できません。

その絶対的な安心感が

『仲間からの声掛け』

です。


少し考えてみてください。

久しぶりに教室に登校して授業を受ける・・・

大きな挑戦です。

これを成し遂げるために一番の支えは

一緒に授業を受けるクラスメイトの協力です。



・授業の内容がわからなくても、教えてくれる仲間がいる
・できないことがあっても受け入れてくれる雰囲気が学級にある

こう言ったことが保証されて初めて、不登校生徒は1歩前に踏み出すことができるのです。

【変化】ポイントは不登校生徒の心の壁【子供たちの力は偉大】

では、どうして教室登校のポイントがクラスメイトなのか?

その根拠は、

『イメージ』

です。


不登校生徒と言うのは、とにかく予定外のことに強い不安を感じます。

急な予定変更、環境の変化、こういったことに対して強い抵抗感を示します。

逆に、これから起きることが自分の心の中である程度予想できる、イメージできると思ったときに、行動に移せるのです。

つまり、久しぶりに教室に入った時に、友達から受け入れてもらえるという具体的なイメージがしっかりしていれば、登校するのです。


もっと言うと

挨拶してくれる友達がいる
教室まで一緒に付き添ってくれる友達がいる
休み時間に話ができる友達がいる

こういった状況が不登校生徒の心の中でイメージとして具体的に描ければもう大丈夫です。

【必須】クラスメイトとのつながりをいかにつなぐか【担任としての仕事】

そこで、担任として、具体的なクラスメイトとのつながりをどう取っていくのか?

教職20年以上の私の経験上、実践してきたことを紹介します。

それは交換日記です。


どこか懐かしい響きかもしれませんが、学校に来れない不登校生徒とのつながりを持ち続けるには最高のツールなのです。

今の時代、LINEやTwitterなどのSNSがあるじゃないか

という人もいるかと思います。

しかし、この交換日記については、SNSよりもノートなのです。




その理由は、もうお分かりかと思いますが、

『活字の力』

です。


文字にはその人の性格が出ます。

入力された文字にはない、その人の個性が・・・

生徒の文字は中には読めないような汚い文字を書く生徒もいます。


しかし、それだからこそ

「あの友達が書いたんだな。」

と、受け取る側は、文字から友達の顔をイメージするのです。


そういった活字の交換ツールを学級に作ることが担任としてやるべき仕事です。

きっかけは何でもいいのです。

「今日から班ノートを活用してクラスの仲間とのコミュニケーションをとっていきます」

とかいって、ノートを学級の中に導入するのです。


それをきっかけに、ある班のノートに不登校生徒からメッセージを書いてもらえばいいのです。

別室登校はできるのだから、いつでもその生徒の気分が乗った時でよいのです。



または、教室にある小黒板を利用してもよいです。

不登校生徒が、放課後に別室登校してきた場合、

誰もいない教室に誘って、小黒板に簡単なあいさつ程度の文章を書かせるのです。

そうすれば、翌日、クラスメイトがそれを目にするので、返事を書いたりすることが容易に想像できると思います。

これをきっかけに、黒板を利用してクラスメイトとの交流がスタートします。

ノートでも黒板でも何でもいいので、不登校生徒とクラスメイトとの交流ツールを担任が準備する。

これが大切なのです。

ぜひ、自分の学級の実態に合わせて取り組んでみてください。

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