不登校

【不登校対応】別室登校は必要か?【中学生】

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【別室登校】学校に登校できないけどいきたい中学生の思い【切実】

今、中学生の不登校はおよそ30人に1人の割合です。

学級に1人はいる計算です。

それだけ、特別なことではないということです。

また、過去にはいじめや暴力など外的な要因で学校に行けない生徒が多いのに対して

今は、「学校に行きたいけど、何故かいけない」という生徒が急増しています。

それだけに、不登校対応は一筋縄ではいかない現実があります。


生徒だけでなく、親や教師も悩んでいます。

そこで、1つの解決策として挙げられるのが

『別室登校』

です。

【言葉のかけ方】別室登校に向けて中学生の気持ちが軽くなる【不登校対応】

インターネットやSNSで

『別室登校は効果がない!』

という話を目にすることがありますが、

私の意見はその逆です。


今の不登校対策として別室登校は解決のカギを握ると言っても過言ではありません。




この記事では、別室登校をもとに不登校問題を解決する方法を具体的に紹介していきます。

では、結論から言います。

不登校問題を解決するポイントは

『たくさんの選択肢を提示する』

です。


不登校生徒のほとんどは、こう思っています。

・学校に行けない自分は最悪
・親に迷惑をかけている
・誰も自分のことをわかってくれない
・とにかく周りからの視線が気になる

こんなネガティブな思考の悪循環で

「自分にはもう選択肢がない」

と思いこんでしまうのです。


そこで、生徒にこう声をかけるのです。

「学校に来る方法は、実はたくさんあるんだよ!」

・朝登校し、1時間目の授業だけ受けて下校する
・2時間目の終わり頃に登校し、3校時目だけ授業を受けて下校する
・4校時の前に登校して、授業を受けた後給食をみんなと食べて昼休みに下校する
・午後から登校して、午後の授業を受けて帰りの学活を受けてから下校する
・放課後から登校し、部活だけ参加して下校する
・特定の教科だけ授業を受けに登校する
・別室に登校し、自習して下校する
・別室に登校し、決めた授業のみ参加する
・別室に登校し、給食を数人の友達と一緒に食べて下校する

こんなふうに、たくさんの選択肢を提示します。

そして、生徒に選ばせればいいのです。


大切なのは

『選択権は生徒に与える』

これだけで生徒の心はものすごく軽くなります。

学校に登校することへのハードルがぐっと下がるのです。

【最悪のケース】不登校の行きつく先は自殺【絶対回避】

私は、教職20年以上を経験している現役教師(中学)です

毎年のように不登校生を担任し、様々なケースを体験しました。

そんな私が考える不登校問題の最悪のケース、


それが

『自殺』

です。


これだけは絶対に回避させなければと思いながら生徒と接しています。

でも、毎年いるのです。不登校から自殺に至ってしまうケースが・・・

その原因は様々ですが、大きな要因として考えられるのが

『選択肢がない』

という状態に陥ることです。


だから私は、不登校生徒と関わるときには必ず言うのです。

「大丈夫、選択肢はものすごくたくさんあるんだよ!」

と。

選択肢がたくさんあれば、選べるのです。

選べないと思うから、命を絶つのです。

【別室登校もあり!】生徒とともに考える【教師の役目】

以上のことから、担任として教師としてまずやることは

・別室登校できる部屋を準備
・昇降口から別室への動線の確認
・別室から教室への動線の確認
・1週間の時間割予定を生徒に配付
・学年教師への協力要請
・管理職への連絡調整
・部活動顧問への協力要請
・クラスメイトへの理解を求める
・保護者への理解を求める

です。


特に、動線や予定を生徒に知らせることを大切にしてほしいです。

不登校生徒と言うのは、分からないことや不確定なことに対する不安がものすごく強いのです。

例えば、

朝登校したら、昇降口から別室へはどこを通って行くのか?
別室から教室へは、どこを通って行くのか?
自分のクラスの授業の順番(時間割)はどうなっているのか?

という不安です。


普通の人から見れば、そんなことその時にわかればいいじゃない。

と思うかもしれませんが、不登校生徒と言うのは

そういった些細なことに不安を感じるのです。

この記事で紹介したことをすれば、100%解決するとは言いませんが、

少なくとも、生徒本人や保護者、クラスメイトや学校の教師など様々な人へ

『何とか生徒のためにやれることをやりたい』

という気持ちは伝わります。

当然、不登校生徒の心にも必ず響いていきます。

すぐに行動に移せなくても、ずっと心の中に宿っていくものと私は信じています。

そして、いつか不登校生徒が大人になった時に

「あの時関わってくれた先生が言っていたことはこういうことだったのか!」

と、後からわかってくれるはずです。

不登校対応に限らず、教師の仕事と言うのは

生徒が大人になったころにじわじわと効果を発揮することって

よくあることです。

目先の効果を狙いすぎず、地道に焦らず生徒に関わっていきましょう。

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